2009年06月10日

見えない世界がお好きな方

2009年も、約半分が過ぎ行こうとしている。。。

なんとも早いものだ、今年のやるべき計画の
3分の一も進んでいないというのに・・・

さて、この半年お仕事が暇になり。
政府の補助を受けながら、四国の海に住み着いた様に
遊び・・・もとい、生活をしている、一人のおっさんが居るんや。

そのおっさんを、「が~さん」と呼ぶ。

その、が~さん何を思ったのか、こんな本を読み始めたんや。


本人は、空海が修行したところに
いま、自分が居るものですから
随分感慨深く、楽しんで読んでいるようでした。

そして、その事を嬉しそうにお話してくれるんです。

「あんな、ここで空海が生まれてな・・・」
「で、空海はここで、修行したんや」
「ほんで、ここの海でな・・・」

こんな風。。。

この本は、昔、僕も読んだことがあるんだが、難しくて挫折。。。
意味が分からん単語が多く出てくるし、
漢字の読みもいまいち理解できなくて・・・ね。。。

多分が~さんも、半分ぐらい理解できてないと思う。
だって、質問しても、答え帰ってこないもんね。。。

でも、
臨場感があるんで、楽しいんでしょうね~

で、あまりに楽しそうにしているもので
私も再購入し読み始めたんや。

10年もたつと人間成長するのか。
それとも、10年前の私が大馬鹿すぎたのか。

今、読むとすごく面白い本やっ!

「虚空蔵菩薩求聞持法」なんてまったく理解できなかったが
《こくうぞうぼさつぐもんじほう》

(当時は、漢字が読めませんでした・・・)

いまでは・・・・やって見たいがそんな暇はない

求聞持法は、虚空蔵菩薩様の真言を
100万遍、50日間で唱えるという荒行。
(空海は21日間で終えたそうな)

この荒行を終えると、眼はビデオカメラのようになり
耳はテープレコーダーのようになり、難解な経典も
一読すればすべての意味が理解でき、
聞きなれない外国語も、すぐに理解できるようになると言う。

自分をスーパーマンにする方法なんや。

まっ、こんなことが、あちらこちらにサラッと、
書かれてあるんや。

ボ~と読んでると読み飛ばしてしまう

作者の司馬遼太郎氏も、この作品には
かなりの思い入れがあったそうです。

一読された方も居られるでしょうが、ほんと奥の深い本ですね。

とくに、見えない世界がお好きな方には
面白いと思いますよ~

では、  

Posted by zuni  at 16:35Comments(2)神社仏閣